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ヒトパピローマウイルス核酸タイピングキット
クリニチップ® HPV

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※ご使用に際しては添付文書をよくお読みください。

クリニチップ® HPVは、遺伝子解析装置ジェネライザーで測定を実施することで、子宮頸癌の原因ウイルスである13種の高リスクヒトパピローマウイルス(HPV)ゲノムを型別に検出できるHPVタイピング試薬です。
従来、HPVタイピング検査としましては、いずれの方法も複雑な手法が必要とされ、結果を得るまで長時間を要するため臨床への応用には適しておりませんでしたが、簡便・迅速な検査が可能になりました。

特長

  1. クリニチップ® HPVは遺伝子増幅法(LAMP法)と電流検出型DNAチップ法により高リスクHPV遺伝子の型別検出を可能にしました。
  2. DNA抽出から約2.5時間で結果が得られます。
  3. 操作が簡単で精度の高い検査が可能です。

測定原理

  1. LAMP増幅産物(ターゲットDNA)をHPV-DNAチップに注入します。
  2. チップの表面の電極に固定化された13種の高リスクHPVの遺伝子と相補的な配列を持ったプローブがターゲットDNAを補足し2本鎖を形成します。
  3. HPV-DNAチップに挿入剤を注入すると、2本鎖を形成したプローブに特異的に結合します。
  4. HPV-DNAチップに電圧をかけ、挿入剤が結合したプローブに発生する電流を検出します。

包装

名称 包装 貯法
クリニチップ® HPV LAMP
増幅試薬
1プライマー試薬A 各24μL×20本 -20℃以下
2プライマー試薬B
3プライマー試薬C
4プライマー試薬D
5プライマー試薬E
6プライマー試薬F
DNAチップ 7HPV-DNAチップ 20個 -20℃以下
検出試薬 8ハイブリ緩衝液 1mL×1本 2~10℃
9挿入剤 2.5mL×1本
10希釈液 40mL×10本

参考データ

  • 感度・特異性・一致率
    PCR-ダイレクトシークエンス法との相関:13種類のHPVタイプ別の一致率は96.7%~100%(n=244)
タイプ 陽性一致率 陰性一致率 PPV NPV 全体一致率
16 100 96.1 83.7 100 96.7
18 75.0 98.7 66.7 99.1 98.0
31 100 99.1 88.9 100 99.2
33 100 99.2 75.0 100 99.2
35 100 97.5 33.3 100 97.5
39 80.0 98.7 57.1 99.6 98.4
45 100 100 100 100 100
51 100 100 100 100 100
52 97.6 99.0 95.3 99.5 98.8
56 93.3 99.1 87.5 99.6 98.8
58 91.7 99.1 91.7 99.1 98.4
59 66.7 100 100 99.6 99.6
68 100 97.9 50.0 100 98.0
  • 検出感度
    2.5×102コピー
  • プライマーの交差増幅

クリニチップHPVに使用されているハイリスクHPV13種のL1領域に設計された個々のプライマーセットは、他のハイリスクHPV12 種、ローリスクHPV4種およびヒトゲノムと交差増幅しないことが確認されています。

※ クリックすると、拡大した表をご覧いただけます。

※ 単位:min(LAMP増幅反応の濁度立ち上がり時間)

実験にはハイリスクHPV13種のL1領域をPCR増幅した断片およびHuman genomic DNA(NovaGen社製)をテンプレートとして用いました。

HPV各型のPCR産物108copiesあるいはヒトゲノム100ng をHPV各型に対応したプライマーを含む増幅試薬に添加し、濁度計Realoop-30(モリテックス社製)を用いて増幅し、増幅の経時的反応状況に応じて増加する増幅産物量に比例して強度を増す濁度の立上り時間を調べたところ、選択された個々のHPV型のプライマーセットが、型の一致するテンプレートに対してのみ増幅し、他のハイリスクHPV12種、ローリスクHPV4種およびヒトゲノムと交差増幅しないことが確認されました。
  • プローブの交差反応

ハイリスクHPV13種及びヒトβ-グロビンの特異的LAMP産物の配列を元に設計された個々のハイリスクHPVプローブ及び陽性コントロールプローブ並びに陰性コントロールプローブが、他のハイリスクHPVおよびヒトゲノムと交差反応性をもたないことが確認されています。

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※ 単位:nA (DNAチップで検出された電流値)

実験にはハイリスクHPV13種および陽性コントロールに対応した特異的LAMP産物を試料として使用しました。

「試料に対応したプローブ(ハイブリダイゼーション信号が期待される)」で信号があり、且つ以外のプローブで予期せぬ信号が見られない場合を合格。それ以外のケースを不合格とし、ハイリスクHPV13種並びに陽性コントロールに対応した特異的LAMP産物と、各DNAチップ用プローブとの間に交差反応性は無い事を確認しました。また、陰性コントロールはいずれの特異的LAMP産物とも交差反応性が無いことを確認しました。
  • ハイリスクHPVの検出限界

※ クリックすると、拡大した表をご覧いただけます。

ハイリスクHPV各型のL1領域を合成しベクターに挿入したプラスミドを自家調製し、その試料を1×106、1×104、1×103、7.5×102、5×102、2.5×102、1×102、5×101copies/μLになるように希釈し、各試料1uLをLAMP増幅試薬に添加し、63℃ 90分濁度測定装置を使用して増幅反応を行い、各増幅産物をHPV-DNAチップに注入してジェネライザーにて測定を行いました。試験は各試料につき3回実施しました。

下記基準により判定したところ、 HPV33型は1×102 copies/μL以上の濃度において、HPV33型以外の12種類は5×101 copies/μL以上の濃度において、すべての測定で陽性を示しました。この結果より本測定試薬の検出限界を1x 102 copies/μLと設定しました。 また、2.5x 102 copies/μLを試料とした場合において十分な信号強度が認められることから、本測定試薬の最低検出感度を2.5x 102 copies/μLと設定しました。

(1)陽性: 陰性コントロールプローブの平均電流値と比べ10nA以上高い電流値を示す。
(2)陰性: 陰性コントロールプローブの平均電流値との差が10nA未満の電流値を示す。
(3)無効: 陰性コントロールプローブの平均電流値が45nA以上。
  • 細菌・ウイルスとの交差反応

28種の細菌および7種のウイルスとの間で交差反応しない事が確認されています。

※ クリックすると、拡大した表をご覧いただけます。

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