血中PIVKA-II測定用試薬
HISCL™ PIVKA-II試薬
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- ※ご使用に際しては添付文書をよくお読みください。

本製品は、化学発光酵素免疫測定法による血清中の異常プロトロンビン(PIVKA-II)の測定用試薬です。「全自動免疫測定装置HISCL-5000」(シスメックス株式会社)又は同等品により測定が可能なPIVKA-IIキットです。
使用目的
血清中の異常プロトロンビン(PIVKA-II)の測定(悪性腫瘍の診断補助等)
特長
- 1.肝細胞癌の診断において画像診断などと組み合わせて診断補助として使用されます。
- 2.抗PIVKA-IIモノクローナル抗体に「MU-3抗体」を使用した試薬です。
- 3.広い範囲(5~75,000mAU/mL)での測定が可能です。
- 4.短時間(17分)での測定が可能です。
測定原理
本品は、2ステップサンドイッチ法を用いた化学発光酵素免疫測定法を原理としています。
- 1.R1試薬中のビオチン結合抗PIVKA-IIモノクローナル抗体(マウス)が試料中のPIVKA-IIと特異的に反応し、次いでR2試薬中のストレプトアビジン結合磁性粒子に結合します。
- 2.未反応液を除去後、R3試薬を添加すると、ALP標識抗プロトロンビンモノクローナル抗体(マウス)が磁性粒子上のPIVKA-IIと特異的に反応します。
- 3.未反応液を除去後、R4試薬及びR5試薬を添加すると、発光基質CDP-Star ®が磁性粒子上のALPにより分解され、生じた発光の強度を測定します。
試料中のPIVKA-II濃度を反映して発光強度が増加しますので、あらかじめ既知濃度のPIVKA-IIを含む試料(HISCL PIVKA-IIC0~C5)を測定して検量線を作成しておくことにより、試料中のPIVKA-II濃度を求めることができます。
包装
HISCL™ PIVKA-II試薬 100テスト | HISCL PIVKA-II R1試薬※ | 12mL×1 |
HISCL PIVKA-II R2試薬 | 3mL×1 | |
HISCL PIVKA-II R3試薬※ | 10mL×1 |
- ※R1試薬とR3試薬は一体型の容器で提供されます。
HISCL PIVKA-II キャリブレータ | HISCL PIVKA-II C0~C5 | 6濃度1mL分×1 |
生化学・免疫 製品一覧
- KL-6
- PIVKA II
- 日立自動分析装置 3500用試薬
- LABOSPECT専用試薬
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