ループス抗凝固因子(LA)キット

コアグピア® LA

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※ご使用に際しては添付文書をよくお読みください。

ループスアンチコアグラント(lupus anticoagulant:LA)とは?

LAは、個々の凝固因子活性を阻害することなく、活性化トロンボプラスチン時間(APTT)法、カオリン凝固時間法、希釈ラッセル蛇毒時間(diluted Russell's viper venom time:dRVVT)法等の、リン脂質依存性の凝固反応を阻害する免疫グロブリンと定義される、複数の責任抗体からなる自己抗体です。抗カルジオリピン抗体(anticardiolipin antibodies:aCL)や抗β2グリコプロテインI抗体(anti-β2glycoprotein I antibodies:aβ2GPI)、抗プロトロンビン抗体(anti-prothrombin antibodies:aPT)等が含まれる抗リン脂質抗体(antiphospholipid antibodies:aPL)のうち、凝固時間法により検出されたものをLAといいます。臨床検査においてはAPTTをはじめ、測定系にリン脂質を含む凝固時間を延長させますが、臨床症状としては動脈血栓、静脈血栓をはじめとする種々の血栓症状を引き起こします。

希釈ラッセル蛇毒時間(diluted Russell's viper venom time)法とは?

dRVVT法は、Ca存在下において接触因子(TF)や外因系凝固第VII因子、内因系凝固第VIII、第IX因子等を介することなく、蛇毒(RVV)が凝固第X因子を直接活性化することにより開始される凝固反応を原理とした測定系です。凝固活性化経路において、第X因子より上流にある凝固因子やTFの欠乏、阻害の影響を受けにくく、LAを特異的に検出できる方法とされています。

コアグピア® LAの測定原理

dRVVT法を原理とするコアグピア® LAには、試薬中に含まれるリン脂質の濃度が低いLA試薬①と、リン脂質の濃度が高いLA試薬②があります。LAは試薬中のリン脂質に結合して凝固反応を抑制するため、LA試薬①での凝固時間(T1)を延長させます。一方、LA試薬②は高濃度のリン脂質でLAを中和するため、凝固時間(T2)が正常化します。
コアグピア® LAは、2つの試薬で生じる凝固時間の差を利用した凝固時間比(T1/T2)※を求めることで、LAの存在を検出します。

  • 陽性/陰性 判定は、凝固時間比で判定をします。判定のボーダーラインとなるカットオフ値は、各施設で設定をします。

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