トロポニンキット
ラピッドチップ cTnI
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ラピッドチップ cTnI
急性心筋梗塞のマーカー
心筋トロポニンは心筋の収縮調整を担う蛋白で、トロポニンTとトロポニンIとトロポニンCの3つのサブユニットから成る蛋白複合体です。
心筋トロポニンIは心筋特異性がきわめて高く、外傷や運動などの骨格筋障害では陽性を示さず、血中濃度が少しでも上昇すれば、心筋障害が存在すると考えられます。急性心筋梗塞において心筋トロポニンIは、発症後3~4時間で上昇しはじめ、10~16時間でピーク値に達し、異常高値は5~8日間持続するため、急性心筋梗塞のマーカーとして有用とされています。
ラピッドチップ cTnI(試薬)仕様

薬効分類名 | 体外診断用医薬品 |
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認証番号 | 231ADEZX00008000 |
包装 | テストデバイス 20個(付属品 CALカード1枚) |
貯蔵方法 | 2~10℃ |
適用検体 | 全血又は血漿(EDTA-2Na・EDTA-2K、へパリンによる) |
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検体量 | 120µL |
反応時間 | 15分 |
測定範囲 | 30.0~1,500pg/mL |
参考基準範囲 1) 2) 3) | 健常者109例の血漿中のcTnI濃度を測定した結果、99パーセンタイル値は36.1pg/mLでした。なお、基準範囲は種々の要因で変動する場合がありますので、自施設にて基準範囲を設定することを推奨します。 |
測定方法 | イムノクロマト法(金コロイド) |
定量方法 | 専用リーダーで反射光強度測定 |
- 1)康東天:日内会誌102,3088~3095(2013)
- 2)Yader Sandoval,Fred S.Apple:Clinical Chemistry 60,3(2014)
- 3)積水メディカル株式会社 社内データ
品名 | 包装 | 貯蔵方法 |
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ラピッドチップ用cTnIコントロール | 0.5mL用×2濃度×1本 | 2~8℃ |
- ※体外診断用医薬品ではありません。
ラピッドピア操作方法(動画)
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