プロカルシトニンキット
ラピッドチップ PCT
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ラピッドチップ PCT
敗血症(細菌性)のマーカー
敗血症は感染症によって重篤な臓器障害が引き起こされる状態と定義されております。敗血症は、感染に対する生体反応が調節不能な病態であり、生命を脅かす臓器障害を導きます。
プロカルシトニンは、正常な状態では甲状腺のC細胞で合成され、カルシトニンに分解された後に血中に分泌されます。一方、重症細菌感染症では、その菌体や毒素などの作用によって炎症性のサイトカインが産生され、その刺激を受けて多臓器からプロカルシトニンが産生・分泌されます。そのため、プロカルシトニンの測定は敗血症または全身性炎症反応の存在を把握することに役立ちます。
ラピッドチップ PCT(試薬)仕様

薬効分類名 | 体外診断用医薬品 |
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承認番号 | 22900EZX00003000 |
包装 | テストデバイス 20個(付属品 CALカード1枚) |
貯蔵方法 | 2~10℃ |
適用検体 | 血漿又は全血(EDTA-2Na・EDTA-2K、ヘパリンによる) |
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検体量 | 120µL |
反応時間 | 10分 |
測定範囲 | 0.2~10 ng/mL |
参考基準範囲 1) 2) | 敗血症(細菌性)鑑別診断のカットオフ値 :0.5ng/mL 敗血症(細菌性)重症度判定のカットオフ値 :2.0ng/mL |
測定方法 | イムノクロマト法(金コロイド) |
定量方法 | 専用リーダーで反射光強度測定 |
- 1)American College of Chest Physicians/Society of Critical Care Medicine Consensus Conference:Definitions for sepsis and organ failure and guidelines for the use of innovative therapies in sepsis:Crit.Care Med,20,864(1992)
- 2)日本集中治療医学会Sepsis Registry委員会,日本版敗血症治療ガイドライン,診断と感染症に対する治療:日本集中治療医学会雑誌,20,124(2013)
品名 | 包装 | 貯蔵方法 |
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ラピッドチップ用PCTコントロール | 0.5mL×2濃度×1本 | 2~10℃ |
- ※体外診断用医薬品ではありません。
ラピッドピア操作方法(動画)
POCT(迅速検体検査) 製品一覧
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