蛋白質分析装置「ラピッドピア Ⅱ」発売のお知らせ
2022年02月18日
積水メディカル株式会社
積水メディカル株式会社(社長:久保 肇、本社:東京都中央区、以下積水メディカル)は、蛋白質分析装置「ラピッドピア Ⅱ」を2022年1月26日に発売いたしました。
「ラピッドピア Ⅱ」は、イムノクロマト法試薬の発色ラインの反射光強度を測定し、発色ラインと背景の反射光強度比(反射吸光度)より検体(又は試料)中の測定対象物の定量測定又は定性判定に使用される装置です。設置面積はA4の約1/2(外寸:幅106 mm 奥行き237 mm 高さ185 mm)、重さ約1050 gであり、POCT分析装置に分類されます。
本製品は、蛋白質分析装置「ラピッドピア」(製造販売届出番号:13B2X00163224001 一般医療機器/特定保守管理医療機器)の後継機種となります。主な追加機能は3点です。①カラータッチパネルの搭載:次の操作がアニメーションで表示されるため、操作手順がより分かりやすくなりました。②バーコードリーダーの内蔵:手入力による手間とヒューマンエラーのリスクを低減します。③バッテリー駆動への対応:ACアダプタ電源の他に、オプション(別売)でモバイルバッテリ接続ケーブルをご用意しました。停電時の備え等での活用が期待されます。
本装置の専用試薬として、以下の6項目をラインナップしております。
- ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチドキット 「ラピッドチップ BNP」
体外診断用医薬品 認証番号: 221ADAMX00004000 - フィブリン分解産物キット 「ラピッドチップ Dダイマー」
体外診断用医薬品 認証番号: 225ADAMX00125000 - ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白キット 「ラピッドチップ H-FABP」
体外診断用医薬品 認証番号: 226ADAMX00211000 - トロポニンキット 「ラピッドチップ cTnI」
体外診断用医薬品 認証番号: 231ADEZX00008000 - プロカルシトニンキット 「ラピッドチップ PCT」
体外診断用医薬品 承認番号 : 22900EZX00003000 - フィブロネクチンキット 「ラピッドチップ fFN」
体外診断用医薬品 認証番号: 228ADEZX00006000
弊社はPOCTビジネスを事業拡大の重点施策の一つして掲げ、新製品の開発や要員の拡充を図ることにより、着実にその売上を伸ばしてまいりました。
多様化を極める臨床検査業務において、「トータルソリューションの提供」をコンセプトに、装置・試薬・学術情報・技術情報のトータルサポートを実現することにより、更なる利便性の向上に努めてまいります。
- 1製品概要
- 一般的名称
- 蛋白質分析装置 (一般医療機器(クラスⅠ)/特定保守管理医療機器)
- 販売名
- ラピッドピア Ⅱ
- 医療機器届出番号
- 13B2X00163303001
- 使用目的
- 免疫反応によって生じる特異的蛋白質を同定又は濃度測定するのに用いる。
- 動作原理
- 本装置は、試薬表面上の反射光強度を連続的に測定する。その測定結果を演算することで、試薬の測定対象の濃度値や判定結果を算出する。
包装・価格品名 包装 希望納入価(税抜) 保管方法 ラピッドピア Ⅱ 1台 500,000円 周囲温度:-10~+45℃
相対湿度:70%以下
(結露無きこと) - 2特長
- 迅速
Dダイマー、H-FABP、PCT、fFN:反応時間約10分
BNP、cTnI:反応時間約15分 - 簡便
全血、血漿いずれの検体も前処理無しで測定が可能。
(fFNの検出には頸管膣分泌液を用います。) - 経済的
モノテストのためロスが出にくい。
(測定1回につき試薬デバイスを1個使用します。)
- 迅速
- 3製品写真
「ラピッドピア」「Rapidpia」およびその関連のロゴは、積水メディカル株式会社の日本およびその他の国々における商標または登録商標です。
本件についてのお問い合わせ先
経営企画部 広報担当
sekisuimedical-hp@sekisui.com