RSウイルスキット/アデノウイルスキット「ラピッドテスタ RSV-アデノsp」発売のお知らせ

2022年08月02日

積水メディカル株式会社

積水メディカル株式会社(社長:高橋 栄一、本社:東京都中央区、以下積水メディカル)は、RSウイルス抗原及び/又はアデノウイルス抗原検出用の迅速検査キット「ラピッドテスタ RSV-アデノsp」を8月2日に発売いたします。本製品は「ラピッドテスタ RSV-アデノ」の後継品となります。

「ラピッドテスタ RSV-アデノsp」は、イムノクロマト法に基づくスティックタイプのRSウイルス抗原及び/又はアデノウイルス抗原検出用の迅速検査キットであり、両ウイルスを同時検出可能です。
従来製品の「ラピッドテスタ RSV-アデノ」は陰性判定時間が10分間でしたが「ラピッドテスタ RSV-アデノsp」では5分間に短縮され、より迅速な検査が可能となりました。 また、RSウイルス検出時に鼻咽頭検体(鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液)に加えて咽頭ぬぐい液の使用が可能です。 そして本品の検体希釈液は既製品である「ラピッドテスタ FLUスティックsp」「ラピッドテスタ hMPV」と共通で使用できます。

RSウイルス(RSV)は毎年冬季に流行する急性呼吸器感染症の代表的な病原ウイルスであり、生後1歳までに約50%、2歳までにほぼ100%が一度は感染すると言われています。RSV感染症は上気道炎にとどまらず、下気道に進展し、細気管支炎を発症することが特徴的で、基礎疾患をもつ乳幼児ではしばしば重篤化します。また、生涯に何度でも感染し、成人が感染した場合の症状としてはほとんどが上気道炎となりますが、感冒を起こす一般的なウイルスの中でも重症感の強いものになることが多く、免疫不全患者や高齢者では重篤化する場合があります。

アデノウイルスは主に、呼吸器、眼、消化器に感染し、咽頭・扁桃炎、咽頭結膜炎、肺炎などの呼吸器感染症に加え、下痢症、流行性角結膜炎などの多様な疾患の原因となります。咽頭結膜熱は夏季に流行が見られ、ほぼ年間を通じて発生します。アデノウイルスによる呼吸器感染症は小児に多く、その原因の数%~10%を占めており、重症化する場合もあります。
本キットは両ウイルスを同時検出可能な検査キットであり、一年を通して有効活用することができます。

弊社はPOCTビジネスを事業拡大の重点施策の一つして掲げ、新製品の開発や要員の拡充を図ることにより、着実にその売上を伸ばしてまいりました。
多様化を極める臨床検査業務において、「トータルソリューションの提供」をコンセプトに装置・試薬・学術情報・技術情報のトータルサポートを実現することにより、更なる利便性の向上に努めてまいります。

  1. 1製品概要
    製品名
    ラピッドテスタ RSV-アデノsp
    使用目的
    鼻咽頭検体又は咽頭拭い液中のRSウイルス抗原及び/又はアデノウイルス抗原の検出
    測定原理
    イムノクロマト法
    検体種
    鼻咽頭検体(鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液)、咽頭ぬぐい液
    包装・価格
    品名包装希望納入価(税抜)
    ラピッドテスタ RSV-アデノspラピッドテスタ検体希釈液0.5mL×10本18,000円
    テストスティック10本
    <付属品>
    滅菌綿棒
    (鼻腔検体採取用)
    10本
  2. 2特長
    • 1度の検査でRSウイルス抗原・アデノウイルス抗原の同時検出が可能です。
    • 検体抽出から1ステップの簡単操作で、陰性判定までの時間は5分です。
    • 「ラピッドテスタ FLUスティックsp」「ラピッドテスタ hMPV」と検体希釈液が共通です。
    • RSウイルスの検出時に鼻腔ぬぐい液(鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液)に加えて咽頭ぬぐい液の使用が可能です。
  3. 3製品写真
    販売名
    ラピッドテスタ RSV-アデノsp
    承認番号
    30400EZX00022000

    「ラピッドテスタ」は積水メディカル株式会社の日本における登録商標です。

本件についてのお問い合わせ先

経営企画部 広報担当

sekisuimedical-hp@sekisui.com